2009年2月6日金曜日

天ぷらそばの由来。2009.02.06

天気:雪、気温1℃

天ぷらそば そば処きくちの天ぷらそばは、丼に入ったそばとは別に皿に天ぷらをあげてお出ししています。普通は、種ものそばのように、そばの上に天ぷらがのっていますが、そうすると、お店に出すときはいいのですが、出前となると、お客様の元へ着くのに時間がかかるため、天ぷらの衣が剥がれてしまうからです。その防止策としたものが、丼の上にラップを凹のようにして、その上に天ぷらをのせています。初めての方は、ちょっと驚くようですが、その方がサクサクとした天ぷらそばがいただけるようです。さて、天ぷらそばといえば、温かいそばに天ぷらを載せたものですが、この天ぷらそばというそばは、1789年寛政の頃に登場したといわれています。
天ぷらそばには由来があり、文政(1818~)の頃、小石川伝通院前のそば屋へ、僧侶に化けた「沢蔵司(たくぞうす)」と名乗る白狐が頻繁に天ぷらそばを買いに来たというお話があります。川柳にも「沢蔵司天ぷらそばが御意に入り」というのが残っています。

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