【そばの花】
今日でそばの花は、87日目を迎えました。最近は、寒い日が続くので、そばの花は、西の方へ傾いています。でも、大きくなりました。ほとんどのそばの花に、小さい実がついてきました。茎と茎との間に、約1mm位の実がつき、それが白くなって、花になります。最近は、気温が15度前後なので、もう少し暖かくなると、そばの白い花が、よりいっそう大きくなるのかもしれません。
【蕎麦屋の一日】
【辛みそラーメン】
---【そば打ち 木鉢作業②水回し】---
【手のひらでなく、使うのは指先のみ】
そば打ちは、水回しが大切です。粉全体に水をまんべんなく回し混ぜる作業ですが、これが一番大事です。水回しを丁寧に仕上げておかないと、生地がうまく練り上げたように見えても、キレがないボケた味になります。つまり、そばを茹でた後に練りが甘いと麺がボロボロと切れてしまい、ふやけてしまい、シャキッとした茹で上がりになりません。喉越しのいいそばにはならなくなります。水回しは、手のひらで粉を揉む(もむ)ように捏ねる人がいますが、そのようにすると、手のひらの体温が粉に移ってしまいます。粉に体温が移ってしまうと、なぜいけないかというと、加水する時に、ムラが出来てしまうからです。また、体温によってそばの風味が飛んでしまうからです。


③2回目の加水は、1回目に入れた量の半分を回し入れます。大きな塊や粉のばらつきがないように、まんべんなくかき混ぜます。



⑦粉の状態によっては、3回目の加水で水回しが終わることもありますが、それは、粉の状態や握ってみての感触で決めます。この段階で、細かい粉がなくなれば、もう加水は不要です。また、まだ細かい粉が残っていれば、手のひらにとった水を少しずつ垂らしながら、調整します。但し、くれぐれも水を加えすぎないように注意が必要です。直径2~3cmの塊が沢山出来れば、水回しは完了です。それぞれ手で、細かい粒を大きな粒にくっつけて固めます。
【水は確実に全体に浸透させる】
水回しでは、最初の加水の時に、粉全体がパン粉状になります。これにあと、2~3回加水していきますが、均一にうまく混ぜ合わせるためには、少しずつ加水していくことが必要です。いっぺんにやると、粉がダマになってしまいますし、水の回り方にばらつきがあるものをまとめたところで、いいそばにはなりません。おいしいそばを作るには、多少の手間が必要です。そば粉は他の粉料理と違いそれほど、デリケートな性質を持っています。また、用意した水の半分を入れる最初の加水の際も、真ん中に穴を開けて、一ヶ所にサッと注いで混ぜる人がいますが、これも駄目です。まんべんなく、粉の上に水を回しかけることが大事です。
一回目の水回しは粉全体に水分を与えてあげる段階です。最初のうちは粉が木鉢の周りに飛びますが、次第に粉っぽさがなくなっていきます。それがムラなく全体に混ざり合わさっていくと、ちょうどパン粉のような感じになります。
二回目以降の加水では、段階ごとに粒子が大きくなりますから、水の浸透も早くなります。ス~ッと入りこんでいくので、サッと加水して手早く混ぜ合わせるのがコツです。
そして、三回目の加水です。ここでも手早く水回しを行なうと、粒子がくっつきあい、大きくなっていきます。最後の加水(決め水)終了時には、さらに大きな塊になり、色合いも黒っぽくなり、光沢が出てきます。これで水回しは終了です。
水が入ると、粉はベタベタになります。それをほぐしながら全体になじませていくのですから、初めはうまくいきません。大切なことは、水回しの段階で、多少うまくいかなくてもあとから調整すればいいという考えは駄目です。そば打ちは、丁寧に粉全体に水をなじませることが一番大事なことです。
【蕎麦用語】ズルダマと切らずダマ
・ズルダマとは、加水しすぎたベタベタになった柔らかいもののことをいいます。
・切らずダマとは、水が少ないことのことをいいます。ズルダマの逆です。水分不足でまとまっていないから、バラバラと切れてしまし、お釜に入れる時には、短くなってしまいます。
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